秋風が吹き始める頃、海からも山からも夏のエネルギーをたっぷりと貯えて、
美味なるものが目白押しになります。
 魚貝類では、皮目に脂がぐっと乗ってくる戻りカツオ、真サバ、日本近海に
近づく秋刀魚、秋鮭、イクラ漁が解禁され、新ものが獲れ出す赤ムツ、甘鯛、
真タラ、たらこ、甘海老、伊勢海老、赤座エビが各々日本の最高の産地から
届いてきます。

 山に目を移せば、天然きのこがお目見えします。
下北山奥で、きのこの達人は3時間かけて厳しい山道を幻の天然舞茸、香茸、
最高級の白松茸を探しに出かけます。


 果物も、ブドウ、柿、和梨、洋梨、いちぢく、すもも各々こだわりの生産者
から普通とは一味違う美味しいものが届きます。

『日本の秋』の豊かさは、人の心を幸せにしてくれる格別のものだとつくづく
思います。