昔から魚の世界でも野菜の世界でも肉の世界でも産地や市場には目利きという人たちがいた。
経験と勘によって外から物を瞬時に目定めてその商品の素材や形、色、醸し出すものによってその質を見抜き、まるでレーザー光線のように中まで見透かしてしまうような力をもった人を目利きと呼んだ。それは説明のできるものではなくその力は人に付いている。その目利きの良し悪しで将来の利益にまで大きく関わってきた。
しかしながら最近では機械技術の進化により、糖度計でかぼちゃの糖度が判断出来たり、フィッシュアナライザーで魚の鮮度や脂の含有率が見極められるようになった。ブランド化も人の目利きのみならず、新兵器の機械を導入して判別する時代に変わってきた。